【完全理解】統括安全衛生責任者って何?必要な知識を完全網羅!


「統括安全衛生責任者について詳しく知りたい」「統括安全責任者の選任を受けたけど何をしたら良いのだろう」など、統括安全衛生責任者への注目が高まっています。今回は、統括安全衛生責任者について、必要な知識を完全網羅するべくまとめたのでご覧ください。

  1. 統括安全衛生責任者とは
  2. 統括安全衛生責任者を置くべき職場とは
  3. 統括安全衛生責任者の資格を詳しく理解しよう
  4. 総括安全衛生管理者と統括安全衛生責任者の違い
  5. 統括安全衛生責任者に関連するほかの資格
  6. 統括安全衛生責任者に関するよくある質問

統括安全衛生責任者について、深く学んだり理解をしたりすることは、皆さんにとって必ず役に立ちます。統括安全衛生責任者について学ぶことは、現在の職務の専門性を高めたり深く理解したりするためにも大切なことであると言えるでしょう。統括安全衛生責任者について知りたい人には、必ずお役に立つ内容ですからぜひ読んでくださいね。

1.統括安全衛生責任者とは

まずは、統括安全衛生責任者の基礎知識から学ぶことにしましょう。統括安全責任者を深く理解するためにも、基礎をきちんと学ぶことが大切ですよ。

1-1.統括安全衛生責任者の概要

統括安全衛生責任者とは、特定元方(もとかた)事業者の事業所で働く労働者の安全管理を統括する職務を持ちます。特定元方(もとかた)事業者とは、建設業・造船業で、「請け負った仕事の一部を、下請け人を雇って依頼している」事業者となることを覚えておきましょう。ひとつの事業所の労働者が、同じ雇い主から派遣している場合は、指導・指揮も統一しやすいものです。しかし、複数の雇い主から派遣している労働者が混在している職場は、指導・指揮系統が乱れがちになるでしょう。統括安全衛生責任者は、混乱を招いたり思わぬ労災を防いだりするためにも全体を統括することが目的としているのです。

1-2.統括安全衛生責任者の職務を学ぼう

統括安全衛生責任者の職務は、以下のような内容となります。

  • 問題が発生した場合の協議組織の作成と運営
  • 現場での作業間の連絡
  • 作業場所の巡回を行うこと
  • 作業員に対する安全衛生教育の指導と援助

現場では、複数の元請けからの作業員が混在して働いています。元請けが異なる作業員が安心・安全に作業を行うことができるように努めることが、統括安全衛生責任者の職務と言えるでしょう。

1-3.統括安全衛生責任者の目的や必要性

統括安全衛生責任者の目的は、異なる元請けから派遣してきた作業員同士が、同じ職場で作業をすることによる問題を解決したり防いだりすることにあります。元請けが異なることは、指導の行き違いや作業の混乱を招く原因になりやすいでしょう。思わぬ事故や労災の防止のためにも、現場では統括安全衛生責任者が一括して指示を行う必要があるのです。統括安全衛生責任者は、労働者の安全と衛生を守る責任がある立場と言えるでしょう。

1-4.統括安全衛生責任者の資格要件

統括安全衛生責任者の資格要件は、特別なものはありません。統括安全衛生責任者は、実質的に現場を統括する立場にあることが大切なのです。つまり、現場責任者として仕事を管轄している人物が適任と言えるでしょう。統括安全衛生責任者になるためには、「事業場においてその事業の実施を統括管理する者」という指定があるだけなのです。

2.統括安全衛生責任者を置くべき職場とは

では、統括安全衛生責任者を置くべき職場について学ぶことにしましょう。統括安全衛生労働者を置くべき職場に関しては、厚生労働省による規定があります。

2-1.統括安全衛生責任者の規定について

統括安全衛生責任者は、特定の資格を有することが規定にありません。何らかの国家資格の取得が必要では無い点は、覚えておいてください。また、現場を巡回する頻度(ひんど)についても、特に規定はありません。ただし、労働安全衛生法によって規定している職務にあたることは義務となっているので注意してくださいね。

2-2.統括安全衛生責任者を設置するべき職場の種類

統括安全衛生責任者を設置するべき職場の種類については、以下を参考にしてください。

  • 林業・鉱業・建設業・運送業・清掃業:常時100人以上の労働者数がいる現場
  • 製造業・電気業・ガス業などの指定業種:常時300人以上の労働者がいる現場
  • そのほかの業種:常時1,000人以上の労働者がいる現場

より詳しい内容については、下記のリンク先を見ていただくと良いでしょう。

厚生労働省東京労働局のサイト

3.総括安全衛生管理者と統括安全衛生責任者の違い

総括安全衛生管理者と統括安全衛生責任者の違いについても、確認してください。どんな違いがあるのか理解することも、重要ですよ。

3-1.総括安全衛生管理者とは何が違うのか

総括安全衛生管理者と、統括安全衛生責任者の違いは、統括する単位にあります。総括安全衛生管理者は、本店や支店など事業所ごとに選任する必要があるでしょう。総括安全衛生管理者は、工場長や支店長などが兼任する場合も多いです。一方で、統括安全衛生責任者は建設現場など、作業場単位で選任する必要があることを覚えておいてください。統括安全衛生責任者は、現場を統括すると意味で現場責任者が任務にあたることになるでしょう。

3-2.元方(もとかた)安全衛生管理者についても理解しよう

元方(もとかた)安全衛生管理者とは、総括安全衛生管理者の指示により、作業現場で技術的な部分の管理を行うことが職務になります。元方(もとかた)安全衛生管理者になるためには、高等専門学校もしくはだ大学で理科系の専門科目を学んで卒業していることが条件となることを覚えておきましょう。なお、実務経験が3年または5年必要になるなど資格要件があるので注意してください。

4.統括安全衛生責任者の資格を詳しく理解しよう

それでは、統括安全衛生責任者の資格について学ぶことにしましょう。そのほかの関連資格についても、理解してくださいね。

4-1.統括安全衛生責任者の資格要件を確認しよう

統括安全衛生責任者になるに、必要な資格要件については特に無いのです。統括安全衛生責任者と言うからには、何らかの国家資格の取得が必要な印象を受けるでしょう。しかし、実際には、資格取得が義務になっているものは無いので安心してください。ただし、資格の有無は関係が無くても、実際に現場の作業や作業員を統括する立場であることが重要なポイントとなります。実質として、作業現場で最も責任の重い立場になることでしょう。

4-2.統括安全衛生責任者に学歴は必要か

統括安全衛生責任者を選任するために、特別な学歴は必要ありません。学歴を問わないことも、統括安全衛生責任者の特徴と言えるでしょう。統括安全衛生責任者は、現場の元方安全衛生管理者や安全管理者など、現場で職務にあたる者を管理する役目となります。そのため、統括安全衛生責任者は学歴を問わず現場指揮をまとめる手腕が必要な職務と言えるでしょう。

5.統括安全衛生責任者に関連するほかの資格

では、統括安全衛生責任者に関連するほかの国家資格についても、理解しておきましょう。統括安全衛生責任者との違いも、しっかり学んでくださいね。

5-1.安全管理者について学んでおこう

統括安全衛生責任者に関連する資格や立場についても、学んでおきましょう。ここでは、安全管理者や衛生管理者・産業医について解説をします。

5-1-1.安全管理者の資格概要をチェック

安全管理者の資格概要について、チェックしておきましょう。安全管理者とは、労働安全衛生法によって安全衛生業務の中でも安全分野に関する内容を管理する職務があります。安全管理者の資格要件は、大学または高等専門学校の理科系科目を修了して卒業、かつ、2年以上安全衛生分野の実務経験を持つなどが必要となることを覚えておきましょう。ちなみに、労働安全コンサルタントの有資格者も安全管理者になることができますよ。

5-1-2.安全管理者の職務

安全管理者の職務の主なものについては、下記を参考にしてください。

  • 建物や職場環境・仕事の進め方で危険を伴う場合の応急処置や改善処置
  • 安全装置やそのほかの安全設備や用具の定期点検と整備
  • 作業を安全に行うための安全教育の実施
  • 労働災害が発生した場合の原因調査と再発防止への取り組み
  • 消防訓練や避難訓練の実施
  • そのほか労働中の安全にかかわる指導や指示

安全管理者の職務を適切に行うことは、労働者にとっても安心して働くことができる職場の実現・維持に有効なことでしょう。

5-1-3.安全管理者と統括安全衛生責任者との違い

安全管理者と統括安全衛生責任者との違いを、学びましょう。安全管理者は、労働者の安全を管理する職務になります。しかし、統括安全衛生責任者は安全だけでは無く衛生についても管理する職務という点に違いがあるでしょう。また、立場としても統括安全衛生責任者が安全管理者を管轄することになります。安全管理者の上に統括安全衛生責任者がいる、と考えてください。

5-1-4.安全管理者の選任義務とは

労働者が安全かつ問題無く仕事を進めることができるようにするため、労働安全衛生法によって安全管理者の選任義務があることを覚えておいてください。安全管理者の選任義務が発生する職場は、林業・建設業・運送業などの指定業種で常時50人以上が働いている現場など、一定以上の人数が働いているところです。安全管理者を選任することは、労働者の安全を確保するために必要と言えるでしょう。

5-1-5.安全管理者の資格要件を確認しよう

安全管理者の資格要件は、大学の理科系の課程を修了かつ産業安全分野に関する2年以上の実務経験を必要とします。または、高等学校等の理科系の課程を修了した人は、4年以上の実務経験があれば資格要件を満たすことになるでしょう。さらに、労働安全コンサルタントの資格保有者も安全管理者に選任できます。いずれかの資格要件があることが、安全管理者の選任に必要なことを覚えておきましょう。

5-2.衛生管理者とは

労働安全衛生法によって、指定職種かつ一定規模の職場では衛生管理者を選任する義務があります。衛生管理者の職務は、安全衛生業務の中でも衛星分野に関する内容を管理すること。たとえば、作業現場や、作業着・作業環境の衛生に関する提案・改善・指導を行うことになるでしょう。現場を1週間に1回以上巡回して、労働者の衛生環境が適切であるかチェックすることも職務となります。

5-3.産業医とは

産業医とは、企業などの事業所で勤務する労働者の健康管理が職務となる医師のことを言います。労働安全衛生法によって、常時50人以上の労働者が働く職場には必ず選任する義務があることを覚えておきましょう。なお、産業医の認定には労働厚生大臣が定める研修を終えたり労働衛生コンサルタント試験に合格したりなどの資格要件が必要となることを覚えておいてください。

6.統括安全衛生責任者に関するよくある質問

統括安全衛生責任者について、皆さんから聞くことが多い質問をまとめました。それぞれ、内容を確認しておいてくださいね。

6-1.統括安全衛生責任者に任期はありますか?

統括安全衛生責任者には、特に任期はありません。選任後、問題が無い場合は継続して職務にあたることになるでしょう。たとえば、統括安全衛生責任者の立場である人が、転勤や転職・退職などで現在の職場を離れるときには、ほかの人を選任する必要があります。しかし、統括安全衛生責任者は職場単位で選任することから、ひとたび選任した人が継続して職務にあたることが多くなるでしょう。

6-2.統括安全衛生責任者は必ず現場従事者から選ぶ必要があるのですか?

統括安全衛生責任者は、実務を考えると現場従事者の中でも統括する立場にいることが不可欠となります。たとえば、本社で営業や事務などを主な業務内容としている人間を工場の統括安全衛生責任者に認定することは、主旨に合わないこととなるでしょう。統括安全衛生責任者は、あくまでも現場の統括を行うためにあるのです。現場従事者の中から、取りまとめをする立場の人間を選定することに、意味があることを理解してくださいね。

6-3.統括安全衛生責任者とほかの関連資格を兼任することはできますか?

統括安全衛生責任者とほかの関連資格を兼任することは、法律では禁止事項がありません。しかし、実際としては、統括安全衛生責任者とほかの関連資格の選任は、それぞれで行うことが通常となるでしょう。兼任をしている場合は、職務を進めるために支障が出るようなケースも考えることができます。労働安全法でそれぞれの資格の選任を別々に規定している理由を、理解してくださいね。

6-4.人数の少ない作業場では統括安全衛生責任者を選任する義務は無いのですか?

現在の労働安全衛生法では、規定の人数に達しない作業場・職場においては統括安全衛生責任者を選任する義務を課していません。しかし、義務では無くても統括安全衛生責任者と同様の管理を行うことは、大切なことです。使用者が労働者の安全・衛生を管理する必要性は、労働者の数に関係ありません。法律で統括安全衛生責任者を選任する義務は無くても、同様の心掛けは必要でしょう。

6-5.現在の職場で統括安全衛生責任者になるメリットはありますか?

統括安全衛生責任者になるメリット、の考え方にもよるでしょう。統括安全衛生責任者は、一定以上の規模の現場において労働安全衛生法によって選任が義務となっているものです。選任する義務をマイナスに考えると、職務が増すだけでメリットを感じることが難しくなるでしょう。しかし、同じ職場で働く労働者たちの安全や衛生管理をまとめる職務はやりがいのあることです。また、職場によっては、選任手当が出るなど報酬面でメリットがある可能性はあるでしょう。

まとめ

さて、今回は、統括安全衛生責任者について概要や職務内容までさまざまな点からご紹介しました。皆さんの中で、統括安全衛生責任者に対する理解は深まったはずです。統括安全衛生責任者の主旨をきちんと理解して仕事に役立つようにするためには、今回の記事を繰り返し読むと良いでしょう。基礎を固めることが、何よりの近道となります。理解を深めた後は、職務に生かすことができるようにしてくださいね。


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