フェールセーフとフールプルーフの違いについて~設計思想と事例~

従業員の安全を守る大切な役割を担っているのが「衛生管理者」です。
衛生管理者の資格を取得するには、故障時や異常発生時のことも考えなければなりません。
そこで、安全を確保するための設計手法「フェールセーフ」や「フールプルーフ」の違いについて説明します。
フェールセーフとフールプルーフの設計思想・事例の紹介、違いと注意点など一緒に見ていきましょう。
フェールセーフとフールプルーフの違いについて知りたい人はぜひ参考にしてください。

  1. フェールセーフの設計思想と事例
  2. フールプルーフの設計思想と事例
  3. 安全を確保するための注意点
  4. まとめ

1.フェールセーフの設計思想と事例

誤操作や誤動作が起きたとき、従業員に危険がおよぶ恐れがあります。
従業員の安全性を確保するためにも、安心できる設計手法が「フェールセーフ」です。フェールセーフの設計思想と事例について詳しく説明します。

1‐1.誤りが生じたとき安全に導く設計思想

工場や作業場ではさまざまな機械を扱っているでしょう。
機械を扱う際、十分に注意しなければなりません。
正常に機能するかどうか定期的な点検も必要になります。
しかし、いざというとき誤操作や誤作動、故障が起こり危険を引き起こす可能性があるのです。
何かしら故障が起きたとき、安全方向に制御するのが「フェールセーフ」になります。必ず故障することを前提にしている設計手法の1つです。
フェールセーフは安全性確保のための機能だと思いがちですが、「誤りが生じたとき安全に導くこと」が設計思想になります。
「故障が起きたこと」を前提に考えているのです。
多重の安全装置を設置しているのはほかの手法になるでしょう。

1‐2.「フェールセーフ」を導入している事例

フェールセーフについてわかりやすく説明するのなら、「新幹線」が代表的な例です。私たちの移動手段になっている新幹線はとても速いスピードで動いています。
もし、新幹線が走っているときに地震が起きたらどうなるでしょうか。
地震が起きるとレールが乱れて車体がななめになってしまいます。乗客の中からケガ人が出てしまうでしょう。
安全を確保するために、車両を安全に導く必要があります。
そこで、フェールセーフの登場です。
フェールセーフを導入=車両を緊急停止するシステムになるでしょう。
制御システムはもちろんのこと、フェールセーフの設計思想が必要不可欠になります。現在でも、フェールセーフの質を高めるための工夫を続けているのです。

1‐3.必ず起こる事故を想定している

たとえ、「事故は起きない」と思っていても100%とは限りません。
地震や台風などの自然災害や人為的ミスによって事故が起きる可能性はあります。
いくら気をつけていても、必ず起こる事故を想定してシステムを構築しているのが“フェールセーフ”です。
機器やシステムを構築する際は、必ず「基本」があります。
基本をもとに部品やシステムを設計しているものです。
フェールセーフの基本は、必ず起こる事故を想定しているのが特徴になるでしょう。
起こる事故を防ぐにはどの部品を使うべきか、細かく考えているのです。
事故は必ず起きるため、安全はあり得ない考え方が“フェールセーフ”になることを覚えておいてくださいね。


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