衛生管理者の魅力とは? 就職や手当てなどのメリットについて紹介!

メリット衛生管理者は、近年人気が高まり、毎年受験者数が増えている国家資格です。
では、衛生管理者の資格を取得した場合は、どのようなメリットがあるのでしょうか?
そこで今回は国家資格としての衛生管理者の魅力をご紹介します。
衛生管理者の資格を取れば転職に有利、とよく言われますがいったいなぜなのでしょうか?
衛生管理者の資格を取りたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

目次

  1. 衛生管理者とは?
  2. 衛生管理者の就職状況とは?
  3. 衛生管理者の資格を取得するには?

1.衛生管理者とは?

この項では、衛生管理者の業務内容や働ける職場などをご紹介します。
衛生管理者は職種の区別なく、一定数が所属している職場には必ず選出しなくてはならないのです。

衛生管理者の仕事とは?

衛生管理者とは、労働安全衛生法で定められている国家資格です。
その業務は労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当し、事業場の衛生全般の管理をする、ということですが、わかりやすく説明すると、労働者が安全に衛生的に働けるように職場環境を整えるということが主な業務内容なのです。「
安全管理が必要な職場なんて、ごくわずかでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、たとえ危険と無縁な一般的なオフィスであっても夏暑く冬寒い職場、休憩室がなく、給湯室も汚れている職場、サービス残業が当たり前のようになっている職場、では労働者は安全に快適に働くことはできません。
このような労働環境も改善も衛生管理者の仕事なのです。
また、その他にも社員の健康診断の実施や健康診断のデータの管理なども業務のひとつになります。

衛生管理者が必要とされる職場とは?

衛生管理者は職種の内容に関わらず、50人以上の従業員を抱える職場には必ず選任しなければなりません。
この50人という人数は、そこに属し働いている人という意味で、正社員やパートなどの労働形態は関係ありません。
また、派遣会社など従業員のほとんどが他社に出向しているような会社でも、書類上そこに所属している社員が50人以上いる場合は、衛生管理者の選任が必要なのです。
ちなみに衛生管理者には1種と2種がありますが、1種はすべての職場の衛生管理を行えます。
2種は有害業務が少ない職種の職場の衛生管理を行うことができます。

衛生管理者になるには?

衛生管理者になるためには、試験を受けて合格する必要がありますが、その試験は誰でも受けられるわけではありません。
衛生管理者の試験を受けるには、1年以上の実務経験が必要なのです。
ですから衛生管理者は「資格だけもっていても実務経験がない」という人はいません。
企業としても衛生管理者の資格を持っているならば衛生管理の仕事を任せられる、という安心感があります。

2.衛生管理者の就職状況とは?

この項では、衛生管理者がどの程度就職の役に立つのかをご紹介していきます。
転職に有利とはよく聞きますが、実際にはどうなのでしょうか?

大企業ほど必要としている

衛生管理者は50人以上が所属している職場では必ず選出しなくてはなりません。
しかも、何人いてもひとり、というわけでなく職場の人数が増えるにしたがって、衛生管理者の選出人数も増えていきます。
ですから、大企業ほど必要としているところは多いのです。

資格手当がつく場合も多い

衛生管理者の仕事は、毎日行わなければならない、というものではありません。
週に一回職場の巡回と、健康診断の準備や告知、産業医と社員の橋渡しなどが主な業務です。
ですから別の仕事を行いつつ、衛生管理者の仕事をするという企業も多いでしょう。
また、資格手当をつけてくれる職場も少なくありません。

年齢性別関係なく働ける?

衛生管理者は年齢や性別に関係なく就職できます。
しかし、男性よりも女性の衛生管理者の方が相談しやすいという声が多いようです。
女性は結婚や出産で一時期仕事場を離れる、という場合も多いですから、衛生管理者の資格を取っておくと再就職の時も便利でしょう。
また、一度定年退職になった方が、衛生管理者として再び勤めなおすという職場もあるようです。

3.衛生管理者の資格を取得するには?

それでは、衛生管理者の資格を取得するには、どうしたらよいのでしょうか?
この項ではそれをご紹介していきます。

衛生管理者の試験内容とは?

衛生管理者試験は、

  • 労働衛生
  • 関係法令
  • 労働生理

の3分野から出題されます。
第1種衛生管理者の試験は労働衛生と関係法令の分野が有害業務とそれ以外のものに別れますので、実際は5分野から出題されているような感じになるでしょう。
試験時間は2時間で科目による時間区分はありません。
なお、衛生管理者第2種を持っている方が改めて第1種を取得する場合は、「労働生理」が免除されます。

衛生管理者の試験日程とは?

衛生管理者の資格取得のための試験は、全国7地区の安全衛生技術センターと都道府県単位で行われる出張試験があります。
安全衛生技術センターでの試験は毎月行われていますが、出張試験は各会場で年1~3回程度です。
これほど試験回数の多い国家試験は珍しいでしょう。
また、安全衛生技術センターで行われる試験は平日に行われることも多いです。
土日に開催される試験は希望者が多く、締め切りも早いので「この日しか都合が付かない」という場合は、早めに申し込みましょう。
試験日程は「安全衛生技術試験協会」のホームページで確認できます。
なお、申込書には試験日の第2希望、第3希望を書く欄も設けられています。
土日祝日など受験者が殺到しそうな日を第1希望にした場合は、念のため第2希望と第3希望の日も開けておきましょう。

合格率は高いけれど……

衛生管理者の合格率は第1種で50%前後、第2種で70%前後です。
これは国家資格としてはかなり高いです。
しかしこれは、決して試験が簡単だからではありません。
衛生管理者の試験は毎月のようにあります。
つまりその気になれば毎月試験を受けることも可能なのです。
何回も試験を受けていれば、合格率は上がるでしょう。
ですから50%という合格率は「何度も必死に試験を受けた結果」であることを肝に銘じておいてください。
国家資格のサイトでは衛生管理者の難易度は「ふつう」になっています。
これは、「何度も試験を受けたり、特別なテクニックが必要なほど難しい試験ではないけれど、全く勉強せずに受かる試験ではない」ということです。合格率に騙されずに地道に勉強していきましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回は衛生管理者の資格を取得するメリットについてご紹介しました。
まとめると

  • 衛生管理者は職種を問わず50人以上が所属する事業所に必要
  • 大企業ほど必要としているし、資格手当がつくことも多い
  • 女性でも無理なく働ける
  • 衛生管理者の資格保持者=実務経験があるという証明になる

ということです。
現在職場の衛生管理の仕事をしている、という方は取っておいて損はない資格です。
働きながら勉強するということは思っている以上に大変ですが、受験をするのに実務経験が必要な資格、というのは誰でも受験ができる資格よりも重宝される場合が多いのです。
また、将来転職の際にもアピールできるでしょう。
そのうえ1月に2~3回試験があるので、何度でもチャレンジできるというメリットもあります
さらに、この資格を踏み台にして、また新しい資格にチャレンジすることもできます。


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