衛生管理者の試験科目とは? どんな問題がでるの?

問題衛生管理者は50人以上従業員が所属している職場では、必ず選出しなければなりません。
大企業ほど需要が高く、最近人気が高まっている資格のひとつです。
では、この衛生管理者の試験科目とはいったいどのようなものでしょうか?
そこで今回は、衛生管理者の試験科目や勉強法などをご紹介します。
衛生管理者の合格率は、国家資格の中でも高いほうですが、だからといって勉強をせずに合格できるほど甘くはありません。衛生管理者の資格を取りたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

目次

  1. 衛生管理者の試験とは?
  2. 衛生管理者の勉強の仕方とは?
  3. おわりに

1.衛生管理者の試験とは?

この項では、衛生管理者の受験資格や試験内容をご紹介していきます。
衛生管理者は誰でも受けられる資格ではありません。だからこそ需要が高いのです。

1-1.衛生管理者の受験資格とは?

衛生管理者には、1種と2種がありますが、両方とも1年以上の実務経験が必要です。
試験を受ける際には、「実務経験がある」という証明書の提出も義務付けられています。
ですから、学生や未経験者はまずは実務経験を積みましょう。
職場で事情を話し、衛生管理の仕事に就くことが、まずは試験への第一歩です。
なお。実務経験は1~10年と幅広いですが、これは最終学歴の差です。
就職が早いほど、実務経験の年数も必要なのです。

衛生管理者の試験の内容とは?

衛生管理者の資格試験は、

  • 「労働衛生」(17問 150点)
  • 「労働生理」(10問 100点)
  • 「関係法令」(17問 150点)

の3科目が実施されます。
問題数は44問、点数は400点満点です。
試験時間は全部で3時間。各科目による時間区分はありません。
時間内であれば配分は自由ですから、苦手科目に多めに時間を取るとよいでしょう。
なお、1種と2種で試験内容に変わりはありません。
衛生管理者第2種を取得している人が、改めて1種を取得する際は、試験科目から「労働生理」が免除されます。

1-2.衛生管理者の試験日程とは?

衛生管理者は毎月2~3回試験が行われます。
国家資格の中ではおそらく最多の試験回数でしょう。
ちなみに第1種衛生管理者も第2種衛生管理者も試験日は同じです。
しかし、第1種と第2種を同日に受験することはできません。試験は全国にある安全技術センターで行われます。
安全技術センターの場所や、試験日程は、公益社団法人、安全衛生技術試験協会のHPに記載されていますので、衛生管理者の資格試験を受けるという方はまず試験日程と最寄りの試験会場を確認しましょう。

1-3.申し込みは早めにしよう

衛生管理者の試験は日程が多い分、定員があります。
会場がいっぱいになればその日は試験を受けることができませんので注意しましょう。
他の国家資格と違い、衛生管理者の試験は平日に行われることが多いため、休日に行われる試験は早々に満員になってしまいます。
また、安全技術センターは地方ごとに1つか2つしかないため、試験会場まで何時間もかかるという方も少なくありません。
そんな方のために、各都道府県で試験を行う「出張試験」が年1~2回行われます。
これもまた、会場がいっぱいになれば締め切りになります。
申し込みは先着順になっていますから、「どうしてもこの日に試験を受けたい」という場合は、受験の受付が始まったらすぐに申込書を出しましょう。
また、受験の申し込み表には試験日の第2希望第3希望まで記入ができるようになっています。
ですから、第1希望の日に試験が受けられないことも考えて、複数の日を開けておきましょう。

2.衛生管理者の勉強の仕方とは?

衛生管理者の合格率は、国家試験の中でもかなり高いです。
しかし、合格率と試験の難易度はイコールではありません。この項では、衛生管理者の試験の勉強の仕方をご紹介していきます。

2-1.合格率が高い本当の理由とは?

衛生管理者の合格率は第1種も第2種も50%を超えています。
国家資格の中ではトップクラスの合格率でしょう。
しかし、合格率と難易度はイコールではありません。
しかも、衛生管理者の試験は月に2~3回も行われるのです。
時間さえ許せば毎月試験を受けることも可能でしょう。
何度も受験をすれば、合格する確率はかなり高くなります。
実際に衛生管理者の試験を1発合格した人は4人に1人の割合です。
つまり、年に1回しか試験が実施されなければ、合格率は25%にまで落ち込んでしまうでしょう。

2-2.まとめて勉強するのは難しい?

衛生管理者は仕事をしながら受験をする方がほとんどです。
ですから、学生の頃のように勉強をする時間をまとまって取れない人も少なくありません。
休日に1日勉強すればよい、と思うかもしれませんが、仕事の疲れを癒したり、家事をしていたりすると使える時間は思ったより少なくなります。ですから、通勤時間や昼休みなどの隙間時間を上手に使って勉強をすると、「試験日までに十分に勉強ができなかった」ということにはなりません。

2-3.自分に合った参考書を選ぼう

書店に行くと衛生管理者の資格試験の参考書や過去問集がたくさん並んでいます。
衛生管理者は独学で勉強する方が大多数なので、参考書の選び方が試験結果を左右するといったも過言ではないでしょう。
参考書は辞書のようにぶ厚いものから、薄いものまでさまざまですが、厚いものほどよいというわけではありません。
暗記が必要な法令が丸ごと書き写されているだけ、という参考書もあるのです。
要点をうまくまとめている参考書であれば、薄いものでも十分です。
また、持ち歩きが簡単なものを選びましょう。
そして、衛生管理者の勉強で忘れてはならないのが、過去問を繰り返し解くということです。
衛生管理者の問題は、それほど変化に富むわけではありません。
過去問を難問も解いていれば、似たような問題が出てくる可能性はかなり高いでしょう。
また、問題形式で法令などを覚えれば、丸暗記するより頭に入りやすいという人もいます。

2-4.CDやDVDの教材もある

現在は、ブック形式の教材だけでなくCDやDVDの参考書も出ています。
これは学校の授業のように要点を教えてくれるもので、耳から聞いて覚えることができるでしょう。
テキストと組み合わせて使えば効果倍増という人もいます。
CDやDVD付きの教材はブック形式の参考書よりも高価ですが、今はスマートフォンやタブレットでも視聴できる教材もあるので、どこでも勉強したいという人には重宝するかもしれません。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回は衛生管理者の試験内容や勉強法をご紹介しました。
まとめると

  • 衛生管理者の試験は月に2~3回行われる
  • 衛生管理者の合格率は50%を超えているが、試験の難易度とイコールではない
  • 衛生管理者の受験勉強は参考書を読みこみ、過去問を繰り返し解くことである

ということです。
働きながら勉強をするのは想像以上に大変です。
しかし、5分あれば法令を1つ覚えられるかもしれません。また、15分あれば過去問を1第解くことができるでしょう。
忙しくてまとまった勉強時間が取れないという人でも、5分、15分くらいなら時間が取れるはずです。
通勤時間や昼休みだけでなく、入浴時間や寝る前でも構いません。本を広げられる時間にコツコツ勉強していれば、合格できるでしょう。
なお、所によっては衛生管理者のセミナーなどを開いている自治体もあります。
通える範囲と時間ならば通ってみても良いでしょう。まとまった勉強時間が取れますし、質問もできます。


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